【新唐人2013年4月9日付ニュース】香港人は英国領に戻りたがっていますが、本局の英国人「中国通」郝毅博はどのように思っているのでしょうか。多くの視聴者は「郝毅博は英国人だから、英国に戻るのを望むだろう」と思うでしょう。郝毅博は実は香港で生まれ、台湾でも中国語を習ったので、中国に特別な感情を持っています。郝毅博の意見を聞いてみましょう。
皆さん、こんにちは。郝毅博です。最近、ネットユーザーに聞かれました。「なぜ中国語ができるのか」と。皆様には言っていませんが、私はロンドン大学中国語学部で中国語を学んだほか、実は私は香港で生まれ、台湾でも中国語を勉強しました。だから私の北京語がチャウ・シンチーよりもうまいと思いませんか?違ったか・・・
香港というと、最近 「サウスチャイナ・モーニングポスト」がアンケート調査を行いました。「英国領に戻りたいか」の質問に対し、二日間で6千人が投票し、9割の香港人が「Yes」と答えました。
そういえば、米国の13の州もかつては英国の植民地でした。では、米国人は英国領に戻りたいと思うのでしょうか?
ユニオン・スクェアでニューヨーク市民に聞きました。
「ほとんどの米国人は『No』と言うでしょう」
「No」
「英国領には絶対戻りたくない」
「No」
「いいかも、わかりません。変えるのもいいかも」
(どうして嫌ですか)
「英国統治下で暮らしたくない。よくわからないけど、米国の価値を保ちたい」
「皆 嫌だと思うわ」
「帝国主義が米国人が逃げ出した原因だから」
「女王を有することになるわ。あの綺麗な女史よ、豪州人も女王を有しているし」
「英国領に戻ると混乱が起きるでしょう」
ほとんどの米国人は英国領に戻りたがらないのに、香港人は望んでいます。このアンケートの結果に対し、中国大陸の皆さんは不愉快になるかもしれません。「香港人は国を愛していない」と。でも今日、香港人のためにものを申したいと思います。中国人の皆さんは、私は英国人だから当然香港が英国に戻るのを支持するだろうと思うでしょうが、実はそうではありません。
私は香港で9年間住んでいたので、あの土地には特別な感情を持っています。私の理解では、香港人が祖国を拒絶しているのではなく、共産党が彼らを弾き出しているのです。
この写真を見てください。香港返還15周年の時、道路標識に貼りつけたスローガンです。右の英語は「The Queen made us Pearl of the Orient, the party ruined it.」意味は「女王は我々を東方の真珠に作り上げ、共産党はそれを破壊した」
気づきましたか?ここでは「Party」といって、共産党を指しています、中国ではありません。
王力宏も「龍の伝人」を唄ったでしょう。香港人は「龍の伝人」になりたくないのですか?もちろんなりたいです。香港人が書いたある文章を見ました。「香港人は実はやむなく、中国人が嫌いになった。共産党に洗脳された中国人が『党の思惟』を持って香港に来ては、香港人が自己紹介の際、『香港人』と言うのを聞いて、大いに非難する。『お前は中国人だ。ここは中国香港だ!』と」。それでこの香港人作者は首を傾げます。「じゃ、あなたたちは自分を北京人とか、上海人、四川人と言わないのか?我々が香港人と言っただけで、罪になるのか?」
だから思うのですが、共産党がもし中国をよく治めていれば、香港と大陸の矛盾はこんなに多くないはずです。米国を見てみてください。異なる声を包容し、人々に言論の自由と生活の自由を与えているのです。
ご存知でないかもしれませんが、香港人は実に中国を愛しています。毎年6月4日になると、数万人が集会を開き、キャンドルを持って、天安門大虐殺を悼みます。この光景は台湾でも見た事がありません。
しかし1997年から現在に至るまで、香港が中国に返還されてからの16年で、不動産価格が吊り上げられ、腹黒食品が増え、粉ミルクが買えなくなり、小学校では「愛党教育」を受けさせられるかも知れません。香港人がこれらを受け入れられますか?中国が共産党の統治から抜け出す日が来ると、香港人はきっと誇らしげに世界に言うでしょう。「我々は中国人だ」(広東語)
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/04/02/atext873305.html (中国語リング)
(翻訳/坂本 映像編集/工)